ヘラクレス上場「ビーマップ」の株価操作事件に関しては本紙でも既報の通りだが、その主役が松山(豊臣)春国被告(56)を始めとするパチンコ情報提供会社「梁山泊」関係者だったのはご存じの通り。
その梁山泊関係者で、もっとも逮捕されず、未だ実名報道もされていない、しかしながら、当局も“大物”と見て関心を持っている人物がいる。
ビーマップ株買い占め資金は、マザーズ上場「アイ・シー・エフ」(現オーベン)の株売却資金が当てられたことが明らかになっているが、この人物は松山被告がオーナーで、両社の株買い占めの受け皿にされていた会社「ビタミン愛」からアイ・シー・エフ株式の一部を引き受けた人物。
だが、当局が“大物”と見ている理由はそれだけではない。
他にも、「ビジネスバンクコンサルティング」、「大盛工業」、「アーティストハウスホールディングス」、それに「ビーマップ」と、事件化したり、何かときな臭い話が出る現・元上場企業の株をかなり保有していた(現在保有のものも)。