アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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東京三菱UFJ、ミサワホーム持ち株会社に対し、近く株主代表訴訟の動き

わが国メガバンクの一角を占める三菱東京UFJ銀行の持ち株会社は、東証1部「三菱UFJファイナンシャル・グループ」。一方、ミサワホームは現在、トヨタと提携して再建中の住宅メーカー大手で、持ち株会社は東証1部「ミサワホームホールディングス」。  この2社、ミサワのメーンバンクが東京三菱UFJ銀行という関係にある。  しかも、そもそもミサワホームは三澤千代治氏が一代で大きくした会社だが、バブル時代の不良債権処理で三澤氏は経営権を失い、以降、旧UFJ銀行主導で再建を進めてきた。ミサワの現社長が、旧UFJ銀行出身の水谷和生氏というのはそういう関係から来ている。  この両社に対し、近く株主代表訴訟が提起されそうだという有力情報が本紙に飛び込んで来た。  ミサワホームの子会社が旧UFJ銀行から融資を受けて土地買収、超高層マンションを建てる計画があった。そのため、ミサワホームは土地買収だけで850億円(簿価)を計上していた(写真=現在のその土地現場。別の会社が建設中。詳細は以下に)。  現在、この土地を譲り受け、建設を進めているのは「住友商事」の関連会社。ツイン・タワーの超高層マンション(地下2階地上58階。高さ約192M)で、相場より安いこともあり、すでに販売を締め切っている。   相場より安く販売できるのも当然だ。  住友商事側は2004年11月、この土地をわずか125億円(前述のように簿価850億円)で買収したからだ。しかも中央区から50億円の補助金も得ているという。  このように超安値で住友商事側が購入できたのは、当時、すでに前出・三澤氏を追放(03年12月)して管理下に置いていた旧UFJ銀行がOKを出したからだ。  関係者によれば、「旧UFJ銀行はミサワホームに対する500億円の債権を放棄するから、ミサワも子会社への250億円の債権を泣け(=放棄しろ)」と有無を言わせず事を進めたという。当時のミサワホーム社長はすでに旧UFJ銀行出身の前出・水谷社長だったから、スンナリ事は運んだという。  なぜ、こんな売却を旧UFJ銀行は行ったのか、これには諸説あり、現状、はっきりしないためここでは述べない。  だが、こうした経緯から、そのまま事業を続行していたら約1000億円の利益も見込めたとの指摘もある中、なぜ、みすみす旧UFJ銀行は約500億円、ミサワホームも約250円の債権放棄をし、同額の損害を会社に与えたのかーーこの件で、怒り心頭の株主から近々、両社に対して株主表訴訟を提起する動きがあるのだ。  そのなかには、三澤氏の関係者もいる。「もし三澤さんが当時、社長だったら、絶対に首を立てに振らなかった」と、その関係者は怒りを露わに語るのだーー。…

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