厚生労働省は昨4月4日、インフルエンザ治療薬「タミフル」(写真)の副作用について、2001年2月の発売以来、わが国において1079名、1465件の副作用報告があり、転落や飛び降りにつながりかねない「異常な行動」を128名が起こし、内8名が死亡していたと発表した。128名中10代が57名、内死亡5名と年代別では共に最大だった。
すでに3月20日、厚労省は10代への服用について実質、中止命令を出しており、その正しさを裏づける結果となっている。
そもそもこのタミフル、本紙既報のように、世界中でわが国での消費が実に8割とも言われ突出している事実、その背景を思うと、改めて疑問は尽きない。