アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(48)鉄鋼株物色一巡後の注目大型株

中国などの需要増大と業界再編の動きなどを材料に、この間、出来高が急上昇していた鉄鋼4社(新日鉄、JFEホールディングス、住友金属工業、神戸製鋼所)の株だが、3月末には材料出尽くしが意識され、売買高はかなり縮小、投資家の関心は別の大型株に移っていっている。  何しろ、この4社の売買代金合計が、東証1部において13%以上もあったのだ(3月7日)。それが最近は数%にまで下がっているのだから無理もない。  では、次なる大型株とは?  兜町のベテランのなかでは、「三菱重工業」と「日立製作所」を上げる声が結構多い。  三菱重工業に関しては、本欄で以前も取り上げたが、その後も順調に株価を上げている。米国で大型原子力発電所建設を受注した点が買い材料になっている。  これに対し、確かに日立株もこの間、急激に値を上げ、3月29日は936円と4年10カ月ぶりの高値をつけるに至っている。とはいえ、同社の場合は三菱重工と違って業績は良くない。それでも買われるようになったのは、3月中旬に行った子会社売却など事業リストラが好感された結果。そのため、もう限界との声も結構ある。  だが、ここで忘れてもらいたくないのは、外資ファンドのM&Aの可能性だ。  現在、日立の時価総額は3兆円弱だが、それでも原発や白物家電などの高業績部門、有力子会社が多く、まだ時価総額は安いとの見方が一般的なのだ。 「実際、そのために買収先として米国のKKRやカーライルなどの名前も挙がっています。しかも有力な仕手も参加しており、一時的に値が下がっても、それは彼らが持ち株の一部を売却して利益確定しているからで、それで下がったところをまた買って2度美味しい思いをしようとしているだけ。だから、またほどなく上がる可能性が高い。  M&Aのリスクを高めないためにも、日立側は絶対に値を下げたくないはず。また、出来高が何しろ多いから、新興市場のように急激に値が下がるわけでなく、個人投資家にとってはリスクが大きくもない」(事情通)  そんなわけで、この2銘柄、まだ上がるというのだが……。…

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