アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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『週刊新潮』が火を付けた吉本興業の闇

 今週発売の『週刊新潮」が、東証1部「吉本興業」(本社・東京都中央区。吉野伊佐男社長)の創業家当主である林マサさんの告発手記を載せている(写真。右の記事は『新潮45』2005年3月号)。
同社所属の中田カウスが、広域暴力団・山口組の威光を背景に同社経営に食い込むも、誰もが恐ろしいから逆らえず、「このままでは、吉本は潰される!」と言うなかなか衝撃の内容だ。
もっとも、吉本関係者の間では口にこそ出していないがかなり周知の事実で、実は本紙もすでに2年以上前にこのことに触れている(2005年1月21日)。
その記事の中で、「K」としているのはその中田カウスのことだ。
ただ、その時に同時に記しているように、そのカウスをここまで増長させたのは他ならずマサ当主。婿養子だった故・林裕章前会長の後ろで院政を敷いていたとも言われ、彼女が毅然とした態度を取り、金銭要求に応じなければよかったのだ。
そういう意味では『週刊新潮』記事、闇に切り込んだことは大いに評価できるが、これを契機に、創業家の公私混同疑惑にもメスが入れられなければ吉本興業の将来は決して明るくないのではないだろうか。

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