アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「株式併合」を使った錬金術(軽貨急配、オックスHD、ヒューネット、アライヴ)

 今年2月26日、大証2部「軽貨急配」(4月1日より「トラステックスホールディングス」に社名変更)は4月1日を持って10・1の「株式併合」を行うことを決定したと発表した。
「株式併合」とは、ライブドア等が“錬金術”として多用した「株式分割」の逆バージョン。
同社の場合、株券10枚を1枚にまとめるわけだから、併合後の1株の株価は理論的には10倍になる。
一方、この発表後、併合直前の3月20日、同社は70億円分の新株予約権(第3者割当)を発行すると発表した。
その予約権の行使価格だが、3月19日の終値が12円だったので、株式併合の割合である10倍=120円を基本とするとしている。
問題はこの行使価格には下方修正条項が付いており、その価格だ。
最大48円まで認めるというのだ。
48円といえば、現在の株価の6割近い下落を予想していることになる。
(写真=「軽貨急配」HPより)

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