3月22日、立候補は締め切られ、いよいよ都知事の選挙戦はスタートした(投票は4月8日)。
立候補したのは14名(写真=「毎日新聞」3月23日都内版より)で、本紙・既報の、長崎市長(当時)を銃撃して服役したことのある、政治結社「正気塾」幹部・若島和美氏は立候補を最終的に見送った。関係者によれば、資金面などで手当がつかなったためという。
だが、ある面、この若島氏以上に過激な者が立候補していた。
冒頭写真中の赤色で囲った外山恒一氏(36)がその人だ。
以下に、彼の選挙用ポスターと思われるものを掲げておくが、「思われる」というのは、その内容が余りに過激だからだ。
大見出しは「政府転覆」。自らの名前の横には「反政府組織指導者・前科二犯」との肩書きが付き、他には「まだ反抗期」、「管理社会粉砕!!」といった見出しも躍る。また、他のビラらしきものには「鹿児島県隼人町の熊襲の穴で、『造反有理革命無罪』と唱えながら、処女の馬から生まれた」といったプロフィールも書かれている。