本紙では昨年12月、あの元僧侶の織田無道氏も関わったとされる「100万$紙幣」(?)換金のM資金話(詐欺話)を取り上げたことがある。
そのM資金話を理論的に補強するような本がつい最近、発売になったので紹介しておく。
批判するつもりはないが、本紙のように謄本その他の客観的な関連資料等で何らかの裏取りをした上でないと不安で記事に出来ない立場からすれば、「100万$紙幣」の存在は俄には信じがたい。
さらにフィリピンの大統領だったマルコス氏、わが国の田中角栄元首相が失脚したのもこうした話に深入りし過ぎたためだし、フィリピンのジャングルに戦後長く小野田少尉が潜んでいたのは、「一日一善、人類皆兄弟」の笹川良一氏からこれら財宝を守るようにとの命を受けていたからと断言されても、何を持ってそこまで言い切れるのかと思わざるを得ない。