「ジャック・ホールディングス」(現ソリッドグループホールディングス)、「ステラ・グループ」(旧エルメ。旧アポロ・インベストメント)、「MCJ」、「アライヴコミュニティ」、「アーティストハウスホールディングス」、「オーエー・システム・プラザ」、「プロジェ・ホールディングス」(旧同興紡績)、「アルファ・トレンド・ホールディングス」、「イッコー」――これら上場企業の役員や相談役、また大株主に名を連ねる有名若手公認会計士に関する「怪文書」が、兜町などで出回り、ちょっとした話題になっている。
というのは、上場企業といっても、その大半は新興の小規模なところで、しかもなかには仕手筋が介入したり、闇社会との関係が指摘されるところも複数含まれているからだ。
だが、この有名若手公認関係者は税務に精通しているのでヘタは打たないし、父親の社会的地位の高さもあってか、これまでほとんど表立って批判されることはなかった。