アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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仕手筋のオモチャにされた「アライヴコミュニティ」資金調達の裏事情(1)

 ヘラクレス上場の新築マンション室内コーティング総合施行会社「アライヴコミュニティ」(東京都新宿区)といえば、昨年7月、新株予約権で総額60億円の資金調達を発表すると共に10株を1株に併合するという、“危ない上場企業”における究極の“錬金術”を行い、大証から「要注意」を受けたのは本紙でも既報の通り。
いまや株価はこの行使価格だった2万円ほどになり、転換する旨みはなくなってしまっている(上写真=チャート図参照のこと)。
こうしたなか、本紙はこの一連の“錬金術”の裏側を垣間見ることができる内部資料を入手した。
60億円の資金調達を発表する前、07年2月、アライヴは約3億円の新株と、総額20億円になる新株予約権を発行した。
この新株予約権を引き受けたのは「フォレスト・フォールディング」(東京都渋谷区)という実態不明の会社。当時、本紙は同社のオーナーは仕手大物・松尾隆氏ではないかと報じたが、それが事実だったことは、下記に掲げた公証人役場の判子が押された松尾氏直筆の文書が証明している(上写真は縮小したもの。フォレストの銀行通帳コピーも以下に掲載)。

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