アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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クオンツ、白杉派撤退の何故?

 4月30日、ジャスダック上場のファンド運営会社「クオンツ」(東京都千代田区)のHPはIR広報に、昨年5月10日、同社が発行した総額45億円のMSCBを「二ッポン エクイティ パートナーズ」が引き受けたが、内40億円分を繰上償還および買入消却することで合意したと報じた。
このMSCBを引き受けていたのは、本紙はこの間、何度も報じて来た山田恭太元社長派VS白杉恵子派のうちの後者。
この権利を行使し、経営権を握ることは決して難しいことではなかったはずなのに、その大半の権利を手放したわけで、優勢だったにも拘わらず自ら撤退したわけで、これではいままでの攻勢はいったい何のためだったのと、不可解にも思える。
何しろ、そのわずか2日前には、大量保有報告書の「変更」を行い、「保有目的」をそれまでは「純投資」としていたところを、「状況に応じて重要提案行為等を行う」というわけで、いよいよ経営権奪取の本格攻勢を行うと見られていたのだ(写真=「大量保有報告書」より)。
この突然の方向転換、いったいどういうことなのか。

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