アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<主張>ビデ倫元部長有罪判決は、新興自主審査機関と警察によるデキレース!?

 去る9月6日、東京地裁で、「日本ビデオ倫理協会」(ビデ倫)の元審査部統括部長などに対する判決があり、わいせつ図画販売幇助罪で有罪判決が出た(冒頭写真=「毎日」9月7日記事)。
この大手マスコミの報道だけ見ていると、アダルトDVDの業界自主審査機関であるビデ倫が、会員メーカーの意向に沿って、審査職務を放棄し、過激な映像にも関わらず審査を通したということになる。
だが、逮捕時、報じている(08年3月)ように、本紙はこの逮捕の背景には、ビデ倫と、新興自主審査機関との勢力争いがあり、しかも新興自主審査機関の方に警察(OB)や大物政治家が肩入れした極めて政治色の強い事件と思わないわけにはいかない。
それにも拘わらず、その事実をまったく指摘せず、単にわいせつ論議で報じるのは、読者に判断材料を与えないというより、結果的に、新興自主審査機関側に肩入れしているといわれてもしょうがないのではないか。

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