アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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9.11「原発やめろデモ!!!!!」で12人の逮捕者/同日、経産省前でも抗議行動

 3.11原発震災から半年が経った昨日、全国で反(脱)原発のデモ・集会が行われたが、都内では新宿の「原発やめろデモ!!!!!」と、経産省を包囲する「人間の鎖」行動が目立った。
 新宿のデモは“素人の乱”が呼びかける恒例のデモで、主催者発表で1万人が新宿の繁華街をデモ行進した。今回は実に12人もの参加者がデモ中に逮捕されるという異常事態が発生した。産経新聞などの報道では、「警備中の機動隊員に暴行」「公務執行妨害で現行犯逮捕」とされているが、警察発表をそのまま鵜呑みにしてよいのか。
「警視庁は“素人の乱”を極左・アナキストと規定し、徹底した取締り体制を敷いています。実際、このデモについても直前に『公共の秩序を守るため』とデモコースを一方的に変更するという、まったく異例の措置をとっている。詳しい逮捕状況はわかりませんが、参加者が一方的に警官に暴力を振るうとは考えられない」(ある関係者)。
また、西口アルタ前広場は8月下旬に突然、『花だんの補修工事』と白フェンスで囲われてしまった。これは6月にアルタ前にデモ参加者が集まり、エジプトのタハリール広場さながらの様相になったので、9月はそれをさせまいとして、東京都や警察がおこなった妨害工作ではないか、との憶測が流れていた。
 しかし結局、デモ終了後には改めて参加者がアルタ前に集まった。フェンスで囲まれかなり狭くなったが、それでも数百人がひしめいた。宣伝カーを演壇にして、主催者「素人の乱」松本哉をはじめ、柄谷行人(文芸評論家)、小熊英二(社会学者)、雨宮処凛(作家)、福島瑞穂(社民党党首)などが発言する小集会が開かれ、大いに盛り上がった。

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