アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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あの「三共」元天皇が、薬業会館ビル売却で暗躍か

 河村喜典氏といえば、医薬品大手「三共」(現・第一三共。本社・東京都中央区)で、サラリーマン社長でありながら、実に25年、84歳まで社長に君臨していた御仁。
そのワンマンぶりは凄まじく、銀行員だった息子を途中入社させ、取締役にまでしたが、その息子が元副社長への強迫容疑で書類送検されるという不祥事を起こし、ようやく2001年、河村親子は同社を去った。
だが、93歳となる現在も河村氏は元気で、自らがいまも代表取締役を務める東京都中央区の「東京薬業会館」所有ビル(冒頭写真)を「三井不動産」に売却すべく暗躍しているとの情報が入って来た。付近には日本橋三井タワー、三井本館、三越本館などがある。
日本製薬団体連合会(日薬連)の森田清会長(「第一三共」会長)はちょうど1年前、薬価制度見直しの記者会見を行ったが、それはこのビルでだった。

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