東京地検特捜部が6月5日、世界的な建設コンサルタントグループ企業、通称、パシコンの海外主要企業「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)の元社長・森田祥太(66・別件の特別背任罪で起訴)、取締役・渡辺行雄(58)両容疑者を逮捕したのは既報の通り(写真右=「毎日」6月5日夕刊、左=同6日記事)。
容疑は法人税法違反容疑。
PCIは政府開発援助(ODA)事業に絡んで、香港現地法人を使って裏金を捻出。それをODA事業の受注工作のため、外国政府関係者にワイロとして使用していた模様。
裏金はPCIから架空名目で、香港現地法人に送金されており、それが脱税に当たる可能性が高いということのようだ。
その香港で、本紙は今回逮捕された一方の渡辺容疑者が役員、株主であるだけでなく、PCIも株主である会社を発見した。(以下に謄本転載)