大証2部上場「千年の杜」(本社・東京都港区。今年4月から「東邦グローバルアソシエイツ」に社名変更)の株式チャート図(横写真)を見ていただきたい。
同社は相変わらず、ロシア・ソチ市での人工島建設計画の受注をいい続けているが、株価は正直。本紙指摘通り、今年2月、約500円という高値を付けた後は下がり続け、100円台まで戻している。
昨日は日テレ(番組「NEWS ZERO」)が疑惑を呈する特集を流した(下写真=同番組映像)影響もあり、前日比、さらに約1割減の118円(午後2時前)と100円の大台割れも目前だ。
だが、この仕手戦で大儲けした一部の連中がいたのは事実。その裏側の一端を暴露する怪文書を本紙は入手した(以下に転載)。
この文書、この夏休みに封切られる人気アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」(上写真)の映画にかこつけ、「ゲゲゲの鬼太郎最新作『千年の呪い歌』人間になりたかった妖怪」とのタイトル同様、文章も仕手参加者を妖怪に例えて茶化した書き方となっている。だが、裏取りしたところ、内容は極めて正確。
実はこの仕手戦を仕掛けるにあたり、以前から同社株を含み損を抱えて保有し続けていた連中は、大量の株を別会社に名義変更した。その別会社は大幅な赤字を抱えていたことから、それにより株式売却益を相殺し、脱税しようという魂胆だった。
ところが、これだけ株価が上がったものだから、名義を貸した企業側も欲が出て、黙って処分しようとし、トラブルになっていたのだ。