アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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広域暴力団・山口組系国粋会会長自殺の意味するもの

 本日(2月15日)午前9時20分ごろ、広域暴力団・山口組系国粋会の工藤和義会長(70。写真)が、東京都台東区内の自宅で拳銃自殺した。 今月5日、広域暴力団・住吉会系幹部が射殺されたことを発端に、住吉会側から山口組側への報復と見られる発砲事件が3件発生。もっとも、8日には和解になっているのは大手マスコミ既報の通り。 そこに工藤会長の自殺が起きたわけだが、関係者によれば、これはひじょうに重大な意味を持っているという。 周知のように、国粋会はそもそもは独立した組織だったが、05年に山口組傘下に入った。その国粋会は関東系博徒の雄として東京は銀座、新橋、六本木、渋谷など都内有数の繁華街を縄張りとしていた。だが、同じく関東を地盤とする2大組織の住吉会、稲川会が大きくなると共に、持っていたこれら縄張りを両者などに貸し出し、地代を受け取ることで生き残って来た。 そんな中、国粋会が山口組入り。その後、貸し出していた縄張りがどうなるか注目されたが、当局の締め付けが厳しくなる一方で、抗争回避を打ち出している山口組本家はこれまで通りの貸し出しの方針を打ち出していたと見られ、大きな争いは起きていなかった。 だが、その一方で、国粋会の縄張りに関西の山口組別組織が複数、事務所を構えていた模様で、それについて住吉会側が退去を要求。住吉会側で山口組側とその話し合いの中心だったのが、射殺された幹部だった。そのため、利権がもっとも大きいこれら縄張りに、関西の山口組組織が進出するために仕掛けたとの見方もある。 「射殺された幹部の乗っていた(後部座席に)車は、住吉会・福田晴瞭会長の出身母体である有力組織・小林会会長のものと見られ、実は会長を狙っていて誤射したとの説もある。 住吉会の大幹部が狙われ、幹部が殺されたのに、山口組側は誰一人怪我さえしないまま和解になった。暴力が最大の力である暴力団にとって、いくら当局の締め付けが厳しいとは言えあり得ない話。これでは、10年もすれば住吉会は消滅するのでは、と当局の暴力団担当は見ています」(事情通) とはいえ、そんな中での和解だっただけに、国粋会側には相当きつい条件が提示され、そのなかには自殺した工藤会長の引退も入っていたと見られる。 「実は縄張りの貸し出し期間は、工藤会長がトップでいる間となっていた。だから、亡くなったことでその重石が取れた。後には山口組本家の息のかかった者を就け、どんどん攻勢をかけて来るでしょう。 そうなれば、さすがに住吉会側も黙ってはいない。だが、どうあれ総数4万人以上の山口と、1万未満の“戦わない”住吉では勝負は最初からわかっています」(同) 工藤会長の死は、山口組の本格的な東京進出、つまり新たな大抗争へのゴー・サインだというのだが‥‥。…

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