アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「モック」と生田女史が手を組んだ背景――外資系ファンド・オアシスとの攻防

 マザーズ上場「モック」(本社・東京都中央区。山田信房社長=写真)は昨年末、10億円を超える第3者割当増資を発表、この1月31日、払い込みが完了したのは同社HPでも公示の通り。
その結果、大株主構成は創業者で社長の山田氏が未だ筆頭株主とはいえ(約26%)、この第3者割当増資を引き受けた投資事業組合の代表者である金融業「いくた」(東京都中央区)の生田澄子社長がわずか0・1%ほどの差で第2位となった。
というより、「モックの資金面の重要な話の席には、山田社長と共に生田さんが必ずといっていいほど同席している。しかも、その場の様子を見ると生田さんの指示を仰いでいる感じで、どちらが社長かわからない様子です」(事情通)という状況だという。
その生田女史が過去、上場廃止になった数多くの企業の資金関係話に姿を見せ、評判が良くないのは本紙でも既報の通り。
そのため当局や大手マスコミの社会部記者なども注目しているのだが、山田社長と生田女史が手を組んだ背景が、関係者の話から明らかになって来た。
一言でいえば、山田社長はこのままでは会社を乗っ取られるとの危機感を抱き、金主に加え、政治力も併せ持つ生田女史に援助を求めたということであるようなのだ。

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