この疑惑、1月13日、全国紙が報じて火がついた。
民主党・小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」の2005年「政治資金収支報告書」を調べたところ、前年より約10倍の約4億1500万円という巨額の“事務所費”が計上されていたことがわかった。
そこで小沢氏側を取材したところ、これまでの“事務所費”(=主に事務所賃貸料など)に加え、秘書のための宿舎を建設した約3億6500万円の費用も入っていたことが判明したというもの。
年明け早々、文部科学相の伊吹文明氏など、自民党幹部クラス政治家を中心に政治資金収支報告書の“事務所費”につき、タダの議員会館を「主たる」事務所としながら、年に1800万円?7600万円も計上していた事実が判明。
政治資金法では5万円以上の支出先は、領収証を添付するなどして公表が義務づけられているが、“事務所費”は総額明示だけでいいので、そのなかに他の出資を水増しして紛れ込ませ、裏金など不透明な支出をしている疑惑が浮上。そこで各社、各代議士の報告書も改めてチェックして見たところ、小沢代表のベラボーに巨額な出資が判明した。
しかも、インターネット上では、報告書の記載住所を調べたが独身寮は存在しないとして、虚偽報告している可能性さえ取り立たされていた(以下に「登記簿謄本」掲載)。