アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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小沢一郎代議士、4億円独身寮建設疑惑ーー虚偽記載ではなかったが……

 この疑惑、1月13日、全国紙が報じて火がついた。 民主党・小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」の2005年「政治資金収支報告書」を調べたところ、前年より約10倍の約4億1500万円という巨額の“事務所費”が計上されていたことがわかった。 そこで小沢氏側を取材したところ、これまでの“事務所費”(=主に事務所賃貸料など)に加え、秘書のための宿舎を建設した約3億6500万円の費用も入っていたことが判明したというもの。 年明け早々、文部科学相の伊吹文明氏など、自民党幹部クラス政治家を中心に政治資金収支報告書の“事務所費”につき、タダの議員会館を「主たる」事務所としながら、年に1800万円?7600万円も計上していた事実が判明。 政治資金法では5万円以上の支出先は、領収証を添付するなどして公表が義務づけられているが、“事務所費”は総額明示だけでいいので、そのなかに他の出資を水増しして紛れ込ませ、裏金など不透明な支出をしている疑惑が浮上。そこで各社、各代議士の報告書も改めてチェックして見たところ、小沢代表のベラボーに巨額な出資が判明した。 しかも、インターネット上では、報告書の記載住所を調べたが独身寮は存在しないとして、虚偽報告している可能性さえ取り立たされていた(以下に「登記簿謄本」掲載)。  結論をいえば、虚偽報告ということはなかった。 おそらく単純なミスなのだろうが、記載の住所が間違っていた。問題の独身寮は、実際には小沢氏の自宅にほど近い世田谷区深沢8丁目にあるのだが、報告書では深沢6丁目と記載され、昨日、訂正されていたのだ。 同報告書によれば、正確にはこの独身寮のための土地購入費が3億4264万円、建設代が2322万6000円。 だが、ここでまず疑問なのは、この事務所、土地利用率が異常に低い事実(写真の「登記簿謄本」参照のこと)。 土地の広さは274?。これに対し、2階建て木造事務所の建坪はわずか40・57?。建坪率は最低60%のはずなのに、わずか14%しか使用していない。 しかも、カネは陸山会が出しながら、名義は小沢氏個人というのも、公的な政治資金を私物化していると批判されても仕方ないのではないか。 それに、各政党(共産党を除く)は「政党交付金」という我々の税金を年間総額300億円以上もらっており、そのカネのい一部か各政党選挙区支部からさらに政治家個人の資金管理団体に流れているのだ。 「自分が集めたカネだから、何に使っても問題ない」の理屈は通じようがない。 「そもそも、秘書のために建てたと言うが、何で賃借でなく、わざわざ購入する必要があるのか。地価が下がれば公的資金をそれだけ浪費させることにもなる」(政治部記者) さらに、前の土地所有者(不動産会社T社)との関係も気になるところ。 万一、献金先などで深い関係があれば、報告書よりわざと高値で売ったことにして(あるいはプレゼントということも)」、余った分は裏金として使用と言うことだってあり得ないわけではない。…

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