アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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マザーズ上場「モック」の第3者割当に登場した人物の正体

 既報のように、結婚式などウエディング関連プロジュースが主力のマザーズ上場「モック」(本社・東京都中央区。山田信房社長=写真)は昨年12月27日開催の取締役会において、第3者割当増資を決議したと発表した。
 割当をするのは「IS投資事業有限責任組合」(東京都中央区。写真は入居ビル)。同組合の代表者は生田澄子氏で、約10億円分の引き受けとなる。
その発表を知った時、本紙は驚きを隠せなかった。まさか、生田女史が堂々と第3者割当増資の引き受け手に登場するとは思っても見なかったからだ。
この投資組合と同住所で、生田女史は「(株)いくた」なる金融業を営んでいる。もちろん、貸金業の許可を取った正規業者。しかし過去、たくさんの“危ない上場企業”への融資でよからぬ噂と共にその名が登場、ことにヘラクレス上場廃止になった「メディア・リンクス」への融資においては、さまざまな疑惑が出ていたからだ。
実は本紙は今回の第3者割当増資決議の前日、12月26日に「<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(17)危ない外食系新興上場企業2社」なるタイトル記事を報じている。その1社は「モック」で、そのなかで最近、山田社長にI氏が接近しているとして注意を呼びかけているが、そのI氏とは生田女史のことなのだ。
ある投資家がこう打ち明ける。
「年末、資金繰りの相談で山田社長に会った。ところが、オバさんが同席するので、“あなたは誰ですか”というとその生田氏だった。モックの役員でもないのに意見まで差し挟んで、完全に彼女が主導権を握っている感じだったね」
また、本紙は2004年11月26日にメディア・リンクスに関する記事を書いているが、そこで触れた同社の偽造と思われる社債絡みで

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