アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

本紙が1年半前に指摘していた、世界のネスレの自然公園法違反

 大手飲料メーカーの「ネスレ日本」(本社・神戸市)の下請け業者「富士アクア」(山梨県西桂町。前田秀一社長)が、山梨県に対して許可申請せず、国立公園内に取水施設やフェンスなどを設置していたことから、2006年7月、県から厳重注意処分を受けていたことがわかったとして、全国紙各紙が報じたのは2006年12月29日から30日にかけてのことだった(=「ネッスル労組神戸支部」ブログより)。
 この取水施設を利用し、ネスレ日本はミネラルウォーター「こんこん湧水」(写真)を昨年まで発売していた。
実は本紙はこの事実を、すでに2005年10月30日に報じている。
同記事中、F社としているのが富士アクアのことだ。
全国紙の記事は、この富士アクアの取締役に以前、地元・西桂町の前田勝弘町長が就いていた事実に止めているが、本紙記事を一読すればおわかりのように、この疑惑は遠戚関係の立場を利用して前田町長自らも不正に関与していた疑いがあり、根はもっと深い。
以下に掲載する(「覚書」と「土地登記簿謄本」)が、何しろ、前田町長が保証し、富士アクアが所有していた土地が700万円でネスレ日本に買い取られているのだ。

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