アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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アドテックス株横領疑惑、ブローカーH氏側が反論

 この12月20日、本紙は、かつてヘラクレスに上場していた「アドテックス」の長谷川房彦元社長が12月1日、自分の所有する同社株1万5600株を横領されたとして、警視庁にHブローカーを告訴したと報じた。 このことは紛れもない事実なのだが、その後、H氏側の複数の関係者から横領容疑は「事実無根」だと本紙に連絡があった。 それだけなら本紙も無視するのだが、冒頭に掲げたように、潔癖の証拠として「受領書」なるものをFAXして来た。 これは告訴人の長谷川元社長が書いたものではない。 長谷川元社長はH氏側に融資の担保に預けたアドテックスの1万5600株の返済を05年12月2日以降、要求して来たがなされないため、P投資事業組合の代表理事S氏にサルベージを依頼した(この「委任状」は以下に転載する)。 そのS氏が、H氏と、H氏から1万5600株そっくりを借りた○○インベストメントに対し、同1万5600株を「本日受領しました」(日付は今年8月11日)との記述がある「受領書」を出しているから、長谷川元社長の訴えは理由がないというのがH氏側の言い分なのだ。  では、なぜ長谷川氏の告訴は受理されたのだろうか。 長谷川元社長の代理人はこう明かす。 「S氏に長谷川が一時、依頼したのは確かです。切羽詰まって、3000万円の成功報酬を約束したのも記述通りです。ですが、ほどなくS氏が役に立たないことがわかって依頼は解消しています。  だからこそ、弁護士を通じて再三、H氏と○○インベストメント側に返済を迫っていたんじゃないですか(写真の「通知書」参照のこと)」  一方、当局関係者はこう漏らす。 「アドテックス株が長谷川に戻っていないことは確認している。彼がここに来て虚偽告訴するメリットがない。その『受領書』は偽造された可能性があるのではないか。もし、本当に潔癖なら、S氏が株券の現物を見せれば済むこと。見せれないだろう」 両者の言い分はまったく食い違う。 いずれにしろ、サイは投げられた以上、後は当局の解明結果を待つしかない。…

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