つい1週間ほど前から、兜町事情通の間で話題になっている安倍晋三首相関連の疑惑銘柄がある。
安倍氏の地元・山口県下関市では現在、「あるかぽーと開発計画」なるものを巡ってちょっとした騒動になっている。
関門海峡沿いの市有地「あるかぽーと」(約1万4000平方メートル)を払い下げ、大型商業施設を誘致しようという計画だが、その売却予定価格が異常に安い上、大型スーパーなどがこれ以上進出すると地元商店街が大打撃を受けると反対の声が大きくなっているからだ。
安倍首相の“国家老”=江島潔市長はそれでもこの12月、ここに計画されているホテル用地売却議案を強行に通そうとしたが18日、継続審議となり、市議会の日程(来年2月12日)を考えると廃案が濃厚な雲行き。