本紙でも2006年1月2日に指摘しておいた、わが国証券大手・日興コーディアル証券などを率いる「日興コーディアルグループ」(東証1部)の2005年3月期決算につき、不適切な会計処理をした疑いがあるとして、証券取引等監視委員会(SESC)が課徴金の制裁も視野に入れて調査していると、12月16日「日経新聞」が1面トップで大きく報じている(写真)。
これに対し、日興コーディアルグループは同日、同社HPに「一部報道について」とのお知らせを載せながら、「何も申し上げることはございません」としているところに事態の深刻さが読み取れる。