「千年の杜」(現「東邦グローバルアソシエイツ」)といえば、ロシア・ソチ市の人工島建設を受注できるとブチ上げ、今年2月には最高値500円以上になったものの、現在58円(本日終値)と急騰前の価格に戻っている。受注見込みの根拠とされた地元企業との基本合意が破棄されたのだから無理もない。
この手口と似たパターンの株価急騰が、他の上場新興不動産会社でもあり、兜町関係者の間で本当に現実味のある話なのか? と話題になっている。
この上場企業、時価総額が上場維持に必要な5億円を切るどころか、8月始めには2億円さえ切る直前となっていた。上場廃止の猶予期間は今年12月までだったが、今回の急騰で現状5億円を上回っている。(冒頭写真=そのチャート図)