竹下登元首相の一介の秘書に過ぎなかった青木幹雄は、いかにして「参議院のドン」ばかりか、小渕恵三首相(当時)が倒れた際、「首相臨時代理」として、わずかの間ながらもわが国トップに就いたのか?
『週刊現代』、『月刊現代』で活躍する筆者は、この“権力の亡者”の素顔を徹底して暴き、糾弾している。
ポスト小渕を密室談合で、早稲田大学雄弁会後輩で麻雀仲間の森喜朗に譲った件。日歯連1億円闇献金事件の最大の戦犯だった件。郵政選挙の際、旧竹下派を裏切って小泉首相にすり寄った件。竹下元首相の恥部を握り、青木伊平“金庫番”秘書自殺後、地元利権を奪った件ーーこれら罪状を次々と上げ、青木は「バッチをつけたフィクサー」、「権力の権化」、「暗黒政治の生みの親」とまで言い切る。