総合リース首位「オリックス」(本社・東京都港区)と、流通系カード首位「クレディセゾン」(東京都豊島区。共に東証1部)が統合に向けて検討に入ったことが8月5日、明らかになったのはご存じの通り(冒頭写真=翌6日の「日経」記事)
だが、この統合話を疑問視する関係者は多い。
クレディセゾンが“爆弾”を抱えているのに、いくらオリックスの成長が止まったとはいえ、ダントツの業界首位のオリックスがそんなコブ付きを相手にするわけがないというものだ。
その爆弾とは他でもない、本紙既報の東証1部、不動産ファンドや不動産融資の「アトリウム」(クレディセゾンが約39%所有し、連結対象。東京都千代田区)のことだ。