大手不動産会社「アーバンコーポレイション」(本社・広島市)が、連日、東証1部の出来高としては1、2位の多さを記録している。
本紙既報のように、この7月半ばに1億5000~6000万株という今年最高の出来高を記録したのは、7月11日、300億円の新株予約権を引き受けた仏証券大手のビー・エヌ・ピー・パリバが即、株式転換の権利をすべて行使、一部を売却するなどしたことも影響しているが、それ以降の分は、水面下で、信用売りと買いの仕手筋同士の攻防と、それへの一般投資家の便乗が主要要因と考えられる。
(冒頭写真=アーバンのチャート図。信用売りが急増していることがわかる)