大手マスコミ既報のように、東京地検特捜部は8月4日、ベトナムでの政府開発援助(ODA)事業受注のため、同国ホーチミン市幹部に計約9000万円のワイロを渡していたとして、世界的建設コンサルタントグループ=通称「パシコン」の海外主要企業「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)の前社長・多賀正義(62)、元常務・高須邦雄(65)など4容疑者を逮捕した。
このパシコンのトップについ最近まで君臨していたのは、疑惑を呈した本紙・山岡に対し、嫌がらせ訴訟を連発したり、告訴するなどしたものの、今年4月に別件容疑で逮捕、そして起訴された荒木民生被告(71)であることは本紙既報の通り。
さて、今回逮捕容疑のワイロ9000万円は、逮捕された1人、高須容疑者が香港に設立した会社から捻出されていた可能性があるが、本紙はそれと思われる企業を発見した(以下に、その謄本の一部を転載)。
(冒頭写真=逮捕の前打ちをした8月4日「毎日」=左、と「日経」各夕刊記事)