他のネタとの兼ね合いなどから報告が遅くなったが、4月23日から24日にかけ、東京国税局が不動産コンサルタント会社「ベンチャーインベスターズ」(旧マンハッタンインベストメント。東京都中央区)など3社と、ベンチャー社の松尾真一前社長(50)を、2年間で約4億5000万円の所得を隠し、約1億3600万円の法人税を脱税した容疑で東京地検に告発していたことがわかったとして一斉に報じている。
本紙既報のように、今年1月16日、東京国税局は査察に入っていた模様。それからほどない2月22日、マンハッタンはいまのベンチャー社に社名変更すると共に、創業者で、一連のグループ会社も裏で仕切っていたと見られる松尾氏は社長も役員もすべて辞任。査察を受けてのことであるのは明らかだろう。
その松尾前社長、昨年2月下旬、既存の婚活サイトに社員が登録して結婚相手を捜すふりをし、知り合った異性に「2人の将来のために」などと偽って投資用マンションを購入させ、契約するや連絡を絶つという「婚活詐欺」でベンチャー社などと集団民事提訴されているが、それに関しては松尾前社長、「従業員個人がやったこと。提訴は心外」などと自らの関与を否定している。