アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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あの関連ファンド会社オーナーが、ツタンカーメン展再開に向け暗躍

 本紙でも既報のように、金融庁は8月8日、ファンド販売会社「ウィズ・アセット・マネジメント(With Asset Manegement)」(東京都渋谷区)なる会社の第2種金融商品取引業者の登録を取り消した。(冒頭写真=「読売」今年8月8日記事)
ウィズ社はファンド投資名目で約4500名から約136億円集めていた。だが、実際は親会社で無登録貸金業者の「インフィニティ・ホールディングス(Infinity Holdings)」(同)にその資金は貸し付けられ、そこからさらに貸し付けられるかたちで外部に流出し、そのかなりが消えてしまっていると思われる。
そして、その外部貸付先のなかにはフジテレビ主催のツタンカーメン展への6億円ともいわれる分もあり、無名のウィズ社が136億円も集められた理由の一つはフジTVの信用とそのツタンカーメン展に関わった実績があった。そういう意味では、フジTVも罪を免れないだろう。
念のために断っておくと、ツタンカーメン展は大好評で、その分はウィズ社側は全額回収した上、それなりの利益を得ていると思われる。
そのうま味が忘れられないのだろう。
今回の金融庁処分でもまったく表に出ていないオーナーといってもいい人物が、性懲りもなくまたツタンカーメン展開催に向け暗躍しているというのだ。

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