本紙が9月28日に報じた通り、戦後最大級の経済事件といわれた「イトマン事件」などで服役していた許永中(66。在日2世。韓国籍。冒頭写真=「テレ朝」映像)が本日午前10時、韓国ソウル市内の刑務所「中部矯導所」から仮釈放された。
許はイトマン事件の主犯として91年7月、大阪地検特捜部に逮捕(特別背任容疑)。保釈中に許可を得て訪韓中の97年に逃亡。99年11月に東京都内のホテルで見つかり収監。その後、「石橋産業事件」でも弁護士だった田中森一氏(出所)と共に詐欺罪に問われ、計13年6月の実刑判決を受け服役していた。
昨年12月、本人の希望により、わが国の黒羽刑務所から韓国の刑務所に移送に。満期まで約1年残しての出所となった。