アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(179)突如、破産手続したマザーズ上場「リプラス」の裏事情

 9月24日、マザーズ上場、不動産ファンドの管理と滞納家賃システム事業2本柱の「リプラス」(東京都港区)は東京地裁に破産申立をしたと発表した。
サブプライムローン問題の余波を受け、資金繰りが困難になったという。負債総額は約326億円とのことだ。
だが、業界関係者の間では、この突然の破産申立を疑問視する向きもある。同社はかなりの粉飾を行っており、その表面化を避けるため、巧みに資金移動させた上で破産=事実の隠蔽を図ったのではないかというのだ。
ポイントは、同社が近年積極的に行っていた中国への不動産私募ファンドの投資アレンジだという(同社子会社がアセットマネージャーを務める07年末の管理下資産は約3820億円にもなる)。
リプラスと言えば、本連載前回に登場。時価総額を超える30億円の増資を検討していたとの情報もある。

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