アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

東証2部「昭和ゴム」を傘下に収めた投資ファンド・APFのヨイショ本まで出していた為末大選手

 トラブル続出で、なかには事件性があるものもあり、当局も関心を寄せている東証2部「昭和ゴム」(本社・千葉県柏市)ーーその昭和ゴムの第3者割当増資を子会社で引き受け、実質、傘下に納めたのがタイに本社を置く投資ファンド「APF」。そのAPFをスポンサーにしているのが、先の北京五輪では残念ながら敗れた400Mハードルの為末大選手(上右写真)であることは本紙でも既報の通り。
単にスポンサーであるだけなら、批判は少ないかも知れない。
だが、そのAPFにはいま、この昭和ゴムの第3者割当に関して空増資疑惑が噴出、しかも資金運用を巡って刑事告訴はされる、他にもトラブル発生と、どうやらその化けの皮が剥げつつあるようなのに、07年末から、社外取締役に就任までしていたとなれば、そういうわけにもいくまい。しかも為末選手、ヨイショ本(上左写真)まで出していたのだ(発行:講談社)。
この表紙に書かれている「30万円が2000万円になった」のはAPFへの投資の結果というのだから、何をいわんやだ。出版されたのは2006年7月のことだが、この事実、意外に知られていないので以下、紹介しておこう(他にも広告塔を務めていた有名人が……)。

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