アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

あいかわらず精力的に営業を続けるDM=アナハイム大学

 アメリカの大学の博士号、教授、またMBA資格が「日本にいて、簡単に取れる」ことを謳い文句に、多額の授業料等を取る詐欺まがいの“学位販売ビジネス”が横行していることを、本紙ではたびたび報じてきた。
米本国でも、「学歴汚染(ディプロマミル=Diploma Mill=米国型学位商法による被害、弊害)」として社会問題になっている。
今回、取り上げるのは、本紙で07年2月にも「“日本にいて1年でMBA取得”を売りにする怪しい大学の広告塔を務める各界著名人」なるタイトルで報じたアナハイム大学(米カリフォルニア州)。
 本紙などの指摘を受け、さすがにかつてズラリ掲載していたわが国著名人の卒業生、経営陣の名前、写真は削除されている。
だが、その後、「アナハイム大学アキオ・モリタ・ラーニングセンター」(東京・南青山)なる故・盛田昭夫氏の名前を冠した分校? を開設し、そこで著名人に講演させるなどあいかわらず精力的に商売を行っていることがわかった。
その著名人のなかにはカルロス・ゴーン(日産自動車CEO。冒頭左写真)、ピーター・バラカン(音楽評論家。テレビ司会。同右写真)、戸田奈津子(字幕翻訳者。下写真)、田中ウルヴェ京(ソウルオリンピック・シンクロ・デュエットの銅メダリスト)もいる。さらにMBA資格を持つ電通やNTTドコモ、FedEx Kinko’s Japan、日産などの幹部もいる。

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