アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

かたちだけ受理!? インペリアルグループ・今津雅夫氏詐欺疑惑への警視庁の不可解な対応

 投資家が騒ぎ出してから実に5年余りーー警視庁捜査2課は今年7月25日、ようやく、わが国だけでも200億円以上をかき集めた海外ファンド「インペリアルグループ」の日本における経営幹部だった今津雅夫氏(58)に対し詐欺容疑で出されていた「告訴状」を正式に受理していたことがわかった。
この手の投資詐欺においては、カネの流れが海外で追跡しにくいことを幸いに、集めたカネはちゃんと投資に回されたが運用に失敗しただけのことと主張され、被害者が泣き寝入りするケースは多い。
そのため、過去事件化したものは、エビ養殖のワールドオーシャンファーム事件のように事業の実態はほとんどなかったケースが多い。逆に言えば、投資実態があるように、あるいは、その有無さえ掴めないほどカネの流れを複雑にしているなどすれば事件化は難しい。
その点、告訴状(上左写真)によれば、今回受理になったケースは、被告訴人・今津氏が9・11NYテロの余波を受け、ファンドの銀行口座(グレナダのインペリアル銀行)が閉鎖されたと主張しているにも拘わらず、その後、さらに勧誘して交付させた資金2000万円(告訴人の投資総額は7500万円)に限られている。要するに、立件が比較的容易と思われるスジのいい案件なのだ。
さらに、同様の被害者が原告となった民事訴訟で、上告審まで争われ、すでに今津氏敗訴が確定しているという事実もあった。
こうしたことから、警視庁(上右写真=本庁建物)はようやく正式受理した。
ところが、それにも拘わらず、関係者によれば、警視庁は正式受理するに当たって条件を付け、「受理するのは○○さんの分だけだから」、それも「かたちだけのものだから(=立件しないことが前提)」と告訴人(=○○さん)並びに告訴人弁護士に念を押したというのだ。果たして、そんなバカな話があるのだろうか。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧