9月1日発売の月刊経済雑誌『ZAITEN』が、本紙では何度か記事を紹介、マスコミ、当局関係者、政財界人の読者も多いと思われる会員制月刊誌『選択』(部数は約8万部とも。発行「選択出版」。東京都港区)と暴力団関係者との癒着疑惑を報じている(冒頭右記事。4頁)。
選択出版といえば、04年、印刷利権を巡る贈収賄で、厚労省中堅幹部等と共に、同社専務であると共に、広告部門子会社「選択エージェンシー」(同。事件後清算)社長も務めていた人物が逮捕されている(冒頭左記事=「毎日」04年4月21日)。
これだけでも大ダメージだが、まして本当に暴力団側と癒着していることが事実なら、雑誌の存続自体を問われかねない。
もっとも、この記事、裁判でそう疑われるような発言が飛び出したとなっているが、予備知識のない方にはわかりづらいので、以下、解説する。