本紙既報のように、1回目の不渡りを出した後も、「トランスデジタル」(本社・東京都千代田区)は同社HPで、「資金繰りの手当をしており、2回目の不渡りを出す状況にない」旨述べ、強気の姿勢だったが、何のことはない、翌日にはもう2回目の不渡り発生を報じ、9月30日を持ってジャスダック市場での上場取り消しが確定した。まさに無責任の極みだろう。(冒頭写真=トランスデジタルのチャート図)。
この不渡り、2回とも小切手なのだが、本紙は関係者から、今年7月に発表された総額約51億円の新株予約権発行(実際の行使は、この間の株価下落により約31億円)の裏のカラクリについて証言を得ることが出来た。