新宿・歌舞伎町44名焼死事件で有罪判決出たビルオーナーの、上場企業株買い占めチャート図

　今年７月、２００１年９月に発生した東京は新宿・歌舞伎町の44名焼死事件で、その火災ビルオーナーとして業務上過失致傷罪に問われ、有罪判決を受けた（控訴せず、禁固３年、執行猶予５年確定）瀬川重雄氏（66。写真＝『ＦＯＣＵＳ』85年12月６日号より）は、株の世界でも有名な御仁。
つい最近の「クオンツ」が８億円の資金調達で奔走していた渦中にもその名前が出たほどだし、「昭和ゴム」にも投資していたことがある。さらにジャスダック上場の機械メーカー「プラコー」（本社・さいたま市）、旧日本レース、東証１部、化粧品と不動産の「エコナック」（京都市）については、いま、現在も複数のダミー会社を使い、共に筆頭株主になっていることは本紙で報じたことがある。（横写真＝『アエラ』01年９月17日号記事）
こうしたなか、つい最近、本紙の元に、この瀬川氏のダミー会社と、両上場企業の関係を詳細に記したチャート図（以下に転載）が送られて来た。
調べて見たところ、極めて正確、かつ、これまで本紙が気づかなかったダミーが他にも多数存在し、両社の株式所有割合は本紙既報道よりかなり高いことがわかった。
一方、本紙の元には、瀬川氏が別の上場企業の大株主の会社を乗っ取ったとして、トラブルになっているとの情報も入って来たので、以下、報告する。