アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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親会社MCJが縁切りーー「架空リース」詐欺疑惑子会社と組んでいたレセプト代行団体の重大疑惑(1)

 本紙は今年5月1日、総合IT企業志向の「MCJ」(6670。マザーズ。東京都千代田区)は、整骨院向けのシステム開発・販売会社である子会社「ワールド情報システム」(大阪府堺市)に「架空リース」契約の重大疑惑が持ち上がったことから、MCJはワールド社の株式を、同社創業者で現在も社長の織田明氏に買い戻しさせ、子会社でなくして関係を切ったことを報じた
ところが、このワールド社、疑惑はそれだけではなかった。
このワールド社の織田社長、並行して「大日本柔道整復師協会」(冒頭写真。大阪府八尾市)なる団体の役員にも、今回の疑惑が発覚する昨年10月まで就いていた。
同団体は、その名の通り、同団体に入会している柔道整復師(整骨院)の、医師の診療報酬に当たる療養費請求書(レセプト)の代行を健保組合などにしているいわば公的団体。
関係者によれば、以前は大阪においては公益社団法人「大阪府柔道整復師会」が一手に引き受けていたが、規制緩和で民間でも代行できるようになり複数の代行業者が登場。
98年に発足した大日本柔道整復師協会もそんな一社で、HPを見ても同団体がどんな形式か不明だが、実は有限会社。織田氏は、05年11月からつい最近までここの取締役に就いていた。

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