「石山Gateway Holdings」(7708。JQ)といえば、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受け、創業者の三木隆一氏(冒頭写真)は昨年12月、社長を辞任。
以来、Xデーに向け、首を洗って待っているのかと思ったら、何と4月30日開催の臨時取締役会で、後釜の社長に就いていた武井暁郎氏は解任され、三木氏は社長に復帰。近く開催予定の臨時株主総会までのことというが、いくら何でも驚きだ。
この代表取締役の異動と同じく4月30日の同社IRによれば、有価証券報告書の虚偽記載の疑惑浮上を契機に、今年2月、コーポレートガバナンス機能の見直し・強化のために発足した「投資審査会」の委員長に就いていた水野晃弁護士も解任されたという。
しかし、その解任理由、訴訟を依頼していたがそれを放置していたこと、および、このような利害関係を有する者が審査会委員長であるのは公平性の観点から問題といわれても、石山ゲートウェイが依頼しておきながら問題もないだろう。真相はどういうことなのか?