アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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愉快犯!? 司忍組長に出された「真珠宮」更地取引情報記載の配達証明郵便

 東京は新宿駅南口のすぐ近く、JR東日本本社ビルの横という一等地にも拘わらず、山口組系有力直系組織だった「後藤組」の後藤忠政組長(当時)が電磁的公正証書原本不実記載容疑で逮捕された(執行猶予付き有罪判決)り、その地に建っていた真珠宮ビルの管理人が刺殺されるなどしたことから、未だ更地(駐車場としては利用)のままになっている約150坪のワケあり物件=「真珠宮ビル跡地」(冒頭写真)――その物件に最近、また注目が集まっている。
今年2月、その更地の所有権が「HRK1号」という、この取引のために直前に設立された正体不明の会社に移転したのがきっかけだった。
 通常、所有権移転時、既存の抵当権は外れるものだが、28億円の仮登記が付いたまま。そして所有権移転から約2週間後、「錯誤」を原因に所有権は「ジェイエス合同」に戻された。
そんななか、本紙は山口組トップ・司忍6代目組長宛、兵庫県神戸市の山口組本部に出されたとされる封書、それになかに入れられていたとされる手紙の各コピーなどを入手した(以下に転載。横写真は右『FACTA』4月号、左『紙の爆弾』5月号記事)。
その手紙内容は、近く後藤元組長がこの真珠宮ビル跡地売買の件でカンボジアから帰国するというもの。その売却相手として、興味深い人物の名前も記されていた。

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