アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(483)株式取引、「対面こそ、ご注意!」

 5月15日の「河北新報」によると
「 準大手証券の岡三証券仙台支店(仙台市青葉区)の営業担当者が顧客に嘘の株価を報告し、損失を膨らませていた可能性が出ている問題で、別の担当者が交通事故で判断力が低下した仙台市太白区の無職女性(80)に金融商品の取引を持ち掛け、十分な説明をせず売買を繰り返していた疑いがあることが14日、分かった」と報じている。
何と1人の高齢女性を、営業担当者2人が持ち回りで食い物にしていたようなのだ。
おまけに、同記事によれば、同支店では過去、無職男性(68)に嘘の株価を教え続け、損失を膨らませた疑いが発覚し、男性が第三者機関に和解の仲介を申し立てているともいう。
ネット取引と違って、人と人が直接取引する対面は心が通うなんてイメージをお持ちの方もいるかもしれないがそれは大甘。対面証券はネット取引が出来ず、しかも株式知識も乏しいお年寄りが多く、そしてそういう高齢者から度を越した手数料を取るのが稼業となって来ているようだ。
私から見れば、オレオレ詐欺と五十歩百歩。否、証券会社というブランドを背負って騙すだけにオレオレ詐欺よりもタチが悪い。
別に岡三証券に限ったことではない。岡三証券は運悪く表面化しただけのことだ。私は対面取引はすべきではないと断言する。ネット証券があるではないか。お年寄りでネットが出来ないなら、身内が教えてあべるべきだろう。それでもパソコンでの注文はちょっと不安というなら、電話で注文するコールセンター取引もある。対面取引はオレオレ詐欺に引っかかるのと同じくらい隙があるからだ。

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