アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

実例ーー何ともお粗末な、所属弁護士会の弁護士懲戒請求者「調査」

 所属する弁護士を懲戒請求している河西宏和氏(72)は、東京第二弁護士会の方から河西氏本人の「調査」(面談)の期日指定を受けた(冒頭右写真)ので、10月16日(水)に東京・霞ヶ関の弁護士会館内(同左写真)の同弁護士会に出向いた。
この日朝、台風26号が関東地方に接近することがわかっていたので、横浜の方に住む河西氏は遅れないように、わざわざ前日近くに宿を取り、指定の午前10時より10分前に出向いた。
ところが、10時になっても「調査」をする弁護士は姿を現さない。10時15分ごろになり、やっと事務員から「台風の影響で遅れる」旨説明が。結局、担当弁護士2人が姿を見せたのは10時45分ごろだった。しかし、「すいません」の一言もない。
通された部屋で対面し、河西氏は2人に名刺を渡した。そして名刺を要求したが、2人は「出せません」と返事。「持ってない」ではなくだ。
そこで河西氏は名前を聞いた。2人は「名乗れません」と返事。
見れば、その2人は弁護士バッジを付けてもいない。河西氏はバッジを付けていない理由を尋ねると、2人は「慣例です」と答えた。
 この時、河西氏の脳裏に、つい2週間ほど前、この東京第二弁護士会に所属し、同会副会長、日弁連常務理事まで勤めながら土地取引詐欺で逮捕された本田洋司弁護士(上写真。80)に関するニュースが浮かんだ。
本田容疑者は政界ブロカーなどと組み、「国有地を入札を経ずに取得できる」と持ちかけ、カネを騙し取っていた。契約書印などは偽造、また本田容疑者の事務所で契約をする確信犯ぶり。その被害額は50億円を超えると見られ、10月23日には再逮捕されている。
本当にこの2人は弁護士なのか?
河西氏は本田容疑者逮捕の件も挙げ、「私もいろいろ秘密保持に関する内容もあるのに、どこの馬の骨ともわからない人には話せない」と、この状況での調査は拒否。2人は河西氏の要求に対し、「そういう(身分を明かすなど)条件を整える方向で検討して見ます」といったが、今日現在、連絡はないという。

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