どこぞの怪しげなにわか学者の書ではない。著者はわが国を代表する理系専門の国立大学・東京工業大学の大学院教授(地球惑星科学)。柴綬褒章も受章しているその分野の権威。
ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元米副大統領などが唱え、いまや「常識」といってもいい地球温暖化の最大要因は人類の出す二酸化炭素説に明確に異議を唱えている。それどころか、これから地球は寒冷化に向かうとまで言っているのだ。
では、本当の温暖化の最大要因は何かというと、それは太陽活動であることは疑いないという。
(冒頭右写真記事=「毎日」9月22日)