アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

相撲協会に天下り先を確保した警察・検察庁の腐敗度

日本相撲協会が9月30日、村山弘義元東京高検検事長を外部理事に、吉野準元警視総監を監事に起用することを決めたと発表したのはご存じの通り(冒頭左写真=「毎日」10月1日)。
大麻や体罰事件で大揺れの角界改革のためと大手マスコミは歓迎記事を載せているが、本当にそうなのか。
村山元検事長といえば、約8年前、社長が逮捕されるという異常事態のなか、マザーズ上場第1号「リキッドオーディオ・ジャパン」の監査役に天下った御仁(上右写真=当時のニュース・リリース。岩崎光任氏は元警視庁理事官)。では、その後、同社は健全化したのか?
健全化どころか、現「ニューデール」は闇社会の住人の資金注入を受け、彼らの資金源になっているのが現実ではないか。
警察や検察の腐敗を追及、本紙でも警視庁の天下りの実態をレポートしてもらった、ジャーナリストの寺澤有氏(横写真)もこう見る。
「武庫川理事長の後援会に関わっていた縁で、村山氏は抜擢されたそうですが、こうした人事は古巣の検察、警察の許可なくしてあり得ません。つまり、動機はどうあれ、これは組織が決めた人事で、そうである以上、積極的に事件化する気はもはやなく、受け入れた相撲協会側から有体にいえば、事件もみ消しに成功したといえなくもありません。

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