アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「春日電機」乗っ取りで、篠原容疑者と共闘していた鹿内宏明氏Jの収支決算

 当時、東証2部に上場していた「春日電機」を乗っ取ったものの、1月12月、会社法違反(特別背任)容疑で篠原猛元社長(53)らが逮捕されたのは本紙でも既報の通り。
大手マスコミではまったくというほど報じられていないが、この乗っ取りは、本紙既報のように、「フジTV」、「産経新聞」も含めてフジサンケイグループのトップに君臨していた鹿内宏明氏の長男・鹿内隆一郎氏(37。シンガポール在住)の関与無しにはあり得なかった。(冒頭写真=『フラッシュ』09年1月27日号記事)
なぜなら、篠原容疑者は自己資金がほぼ皆無。春日電機の株式約40%を買い占めて経営権を握ったわけだが、その内の20・3%は鹿内氏が代表を務める「グローバックスホールディングス」(本社・英国領ヴァージン諸島)が所有、また、篠原氏が率いる「アインテスラ」が保有した18・2%の約3分の2もグローバックス社からの借金で購入したものだったからだ。
鹿内氏の投資額は計10億円を超えていた。
その鹿内氏、オックスフォード大卒後、メリルリンチに入社しM&Aを担当。その後、独立し、投資事業を行っているとされる。
春日電機を08年6月に乗っ取った後、篠原容疑者、今回一緒に逮捕された大槻洋容疑者と共に木村慶氏なる人物が3カ月ほど役員に就いていたが、彼は鹿内氏とは小学校時代からの親友とのことだ。
もっとも、鹿内氏の名誉のために言っておくと、ほどなく篠原容疑者の正体を知り、やばいと思い共闘を止めている。
果たして、その収支決算はどうだったのか。

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