アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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アトリウムの大口債務者物件を検証(2)

 前回の東京・恵比寿駅前の物件に続き、今回は東京・代々木駅前と、東京は江東区扇橋の2つの物件を具体的に見てみよう。
まず、代々木の方だが、JR代々木駅の改札を代々木ゼミの方に出て数十秒、線路沿いにその物件はあった(冒頭写真2点)。
この一帯を「アイ・キャピタル・エステート」という不動産屋が地上げを始めたのは2006年10月ごろのことだった。
地上げ資金を出したのは、もちろん、アトリウムの親会社で、東証1部の流通系カード首位の「クレデセゾン」。
アトリウムは、この融資に対し、万一、アイ・キャピタルの返済が滞った場合に、その不足分を支払うことを約束し、その手数料を取った。その証拠に、この土地の謄本には、アイ・キャピタルを債務者、原因を「保証委託契約に基づく求償債権」として、アトリウムが34億円、さらに07年8月に23億円の追加設定がされている。
ところが、関係者によれば、

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