『週刊ポスト』が2週(12月8日と15日号)に渡り、腕時計国内有数の東証1部、「セイコー」(東京都港区)の創業家一族・服部家の内紛について報じている(写真)。
まだ目にしていない読者のために概要をお伝えすると、服部純一氏はセイコーの大株主(4・2%)であると共に、未上場ながら、計測器や電子製品製造のグループ企業「SII」(年間売上高約2700億円。従業員約1万5000名)の会長兼社長代行だったが、去る11月16日開催の臨時取締役会で解任された。この背後には、叔父のセイコー名誉会長・禮次郎氏、弟でセイコーウォッチ社長の真二氏との確執があったようだ。
もっとも、同記事はこれは単なる内紛ではなく、解任された純一氏の背後には“美人占い師”がおり、このS女史が合理的理由なくSIIの中国・大連の主力工場をタイに移転するように進言するなど経営に悪影響を与えていた事実があったという。