アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

破綻した「近未来通信」の犯罪(2)ーー宣伝に一役買った芸能人、スポーツ選手。そして元上場の日本アムウェイ、ワールドとの関わり

この連載(1)で取り上げた『日経新聞』の広告には大地真央、そして『エコノミスト』に載った広告にはとよた真帆が出ていた。  その他、スポーツ選手では元プロ野球選手で、昨年、東北楽天ゴールデンイーグルスを指揮した田尾安志、巨人軍元投手の宮本和知。さらにプロ野球マスターズリーグ「札幌アンビシャス」のスポンサーにもなっていた。それから、女子プロゴルフの公式ツアーでも「近未来通信クイーンズ」を今年3月に開催していた(鹿児島高牧カントリーCC)。この時の優勝者は飯島茜プロ。 いまさらながらだが、CM出演やスポンサー相手は一般人への社会的影響を考えればどこでもいいわけがない。事前の調査は当然やるべきで、怪しげな企業なら敬遠すべき。「わからなかった」では済まされない。 一方、余り知られていないが、そもそも近未来通信はIP電話事業のために立ち上げた会社ではなく、前身は(有)「エクセルジャパン」といい、設立(1997年12月)当初は毛皮コートやジュエリー販売を行っていた。翌年、インターネットを利用したサービスを開始し、それと共に組織、商号を(株)「新日本通信」に変更、同時にそれまでの毛皮コートなどの営業権を「レクサス・ジャパン」(現社名はレクサス。本社・東京都中央区)に委譲している。 このレクサス社はネットワーク(マルチ)企業で、代表のT氏は「エイキューズ」という別のマルチ企業代表も務め、2003年11月、特商法違反(書面不交付)容疑で書類送検されたことがある。 いわゆるマルチ・ジャンキーで、その世界では有名人。店頭公開していた「日本アムウェイ」の上級販売員の関わりが言われるのは、この関わりからと思われる。同社が以前、レクサス社と同じ中央区のビルに入っていたのも両社の密接さを窺わせる。 ところで、近未来通信は中継器のオーナー募集を行っているに過ぎず、実際にネット事業やプリペイドカード販売などを行っていたのは「トッププレイヤー(旧名・近未来システムサービス)」(東京都中央区)なる別会社。当初、近未来通信が営業も販売も行っていたところ、2000年9月に同社が設立され、販売が強化された。その際、協力したのが昨年、MBOにより上場(東証1部)を取り消した婦人・子供服の「ワールド」(本社・神戸市。寺井秀藏社長)の関係会社とのことだ。以前から石井社長はワールド本体に人脈があり、その伝を頼ったとされる。…

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